私たちは森林整備を
請け負う山のプロです。
搬出間伐・皆伐
間伐は、木を間引いて森林が育ちやすいようにする作業です。
高密度に植林された森林は、木の成長にあわせて間引くことが必要で、繰り返し間伐をすることで良質な木材を生産することができます。
また間伐をして地面によく光が当たるようになれば下草が生育しやすい環境ができ、土砂災害の防止にもつながります。
搬出間伐は、間伐をしながらしっかり育った木々を木材等に有効活用するものです。伐採した間伐材を木材市場等に運び出し、販売します。
環境保全をしながら、山主様の利益になるよう作業します。
皆伐は、その名の通り周辺の木々を一度にすべて伐採することです。
皆伐では木をまとめて収穫するため、作業効率が大幅に向上します。
また、皆伐によってまとめて伐採されたところに植林すると、同じ樹齢の木を育てることができ、また一斉に収穫できます。
なので皆伐は作業効率がいいと言われています。
一方で、皆伐を行うと森林は丸裸になってしまうので苗木が育つまでの間に土壌が弱まり、生物多様性が失われてしまう可能性があります。また、地表面に流れる水の勢いが増して土砂崩れを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
とはいっても一定の範囲を決めて森林の更新をすることは、自然にとっても必要なことです。
成長している樹木ほど二酸化炭素をあまり吸収しないといわれており、皆伐をし新たに苗木を植え育てていくことで二酸化炭素の吸収量を増やし酸素を放出するようになります。
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伐倒
木を切り倒す作業です。
主にチェーンソーを使い伐倒します。
ハーベスタという高性能林業機械で作業が可能な場合は、ハーベスタで伐倒、枝払い、玉切りを一気に行います。 -
集材・木寄せ
伐倒した木をハーベスタで枝払い・玉切りができる場所まで引き寄せます。
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枝払い・玉切り
伐倒し集められた木を、ハーベスタを使い枝払い・玉切りをしていきます。
木材の需要や市場価格を参考に、高値で売れる長さに玉切りします。 -
運材
運搬してきた木材を集積土場に下ろし、出荷先ごとに仕分けします。
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はい積み
玉切りされた木材を、フォワーダに積載し林道端まで運び出します。
その他事業紹介
森林調査
持続可能な山をつくるには、緻密な森林調査が必要不可欠です。
数十年後を見越した作業を行うために、森林をくまなく調査します。
まずは森林整備等の依頼のあった山林を歩いて調査します。
また、HSFではドローンを用い、精密な森林情報の取得、かつ現場作業時間の短縮を行い、立木の状態や山の傾斜などをチェックしどの様な作業が適してるか検討します。
生育が悪い、木が若い場合など、間伐では採算が合わない場合は、切り捨て間伐などを行い１０年後、２０年後に価値を高められるように手入れをします。
複数の所有者が持つ森林をとりまとめて、道作りから伐採までの作業を一体的に行うことで効率的な作業計画をたてることができ、森林所有者の収益の最大化につながります。
また、将来のことを考えた無駄のない合理的な山づくりをすることができます。
作業道の開設
作業道の開設は、木の伐採や森のメンテナンスを行う上でとても大切な作業です。安全対策の行われていない作業道では、濁水の流出による森林汚染や土砂崩れによる林道の閉塞で通行困難になる等の被害が多発しています。
近年、増加傾向にある土砂災害を防ぐためには、作業道に対して細かなケアをしていくこともとても重要です。
林業作業道は、施業地の岩場や水害が予想される場所を避けながらも、効率良く木材を搬出できるようコースを決め、支障となる木々を極力減らし必要最低限の幅で作成していきます。
森林を健全な状態で維持してゆくためにも、効率よく安全に作業をすることが大切なので、作業道の開設は森林整備の要と言われています。
素材生産
作業工程は、基本的に伐倒、集材・木寄せ、枝払い・玉切り、運材、はい積み等があり、伐倒した木を枝払いし、
用途に合った長さに玉切り、その後市場まで運搬し出荷します。
以上の工程を行い、自社のトラックにて市場へ木材を運びます。毎日一定量を安定して出荷できるように心がけています。
スマート林業
スマート林業とは、地理空間情報やICT等の先端技術を駆使し、生産性や安全性の飛躍的な向上、需要に応じた高度な木材生産を可能とする新しい林業の形です。HSFではドローンに高性能カメラを搭載し、上空から森や山の画像データを取得しています。
スマート林業が推進されている背景として、林業全体が慢性的な人材不足や従事者の高齢化が進んでいることが挙げられます。
林業は力仕事であることに加え、３K（きつい、汚い、危険）というようなイメージがあり、担い手が減少しているのです。
しかし、スマート林業はICTを駆使した新しい林業。人の手だけでは調査、把握、管理しきれない広大な森林も、ドローンを利用することでカバーできます。
また、力仕事となる運搬作業でもドローンを活用できるので、力仕事として認識されていた林業のイメージを大きく変える可能性もあるのです。
このように、スマート林業は作業の効率を上げるだけでなく、林業従事者の減少や高齢化といった課題を解消する手段としても注目されており、HSFでは今後これらを積極的に取り入れていきます。
ご依頼から出荷までの流れ
- お仕事の依頼
- 森林調査
- 道をつくる
- 搬出間伐／皆伐
- 市場へ出荷